教育の鬼・シム ブログ⑦怖いけれど乗れたんだ!

足に装具をつけた女の子が引き馬に乗りにやってきた。
5歳のまだ小さな女の子。
僕が抱きかかえて乗せてあげようとするとオーディーの大きな体を見て、感じて、臆して、泣いてしまった。
「怖い怖い」と。首を振って泣いていた。
しばらくして落ち着いたところで、もう一度抱きかかえて乗せてみた。
乗りはしたけれど隣にいるお母さんを見つめて目に涙を溜めている。
「怖くないよ、大丈夫だよ」「お馬さんは優しいよ」と周りの人が言うけれど、子どもにとっては怖いもの。
大丈夫なんて信じられない!
そういうものです。
だから「怖いけれど、ガマンしていくよ」とゆっくりとオーディーを引いてみた。
歩いていく。
その子は次第次第にやわらかい表情になって馬の背に揺られていた。
「怖いでしょ?」と問いかけたら「ウン」とうなずいた。
でも、柔らかい表情。
「がんばろうね」と伝えたら「ウン」と笑顔でうなずいた。
3周をまわって、終わり。
「怖かったのによくがんばったね。えらいね」そう言って抱きかかえて降ろしてみる。
オーディーの顔をなでて「ありがとう」と、お礼も、言えた。
 
「オーディーはね、おばあさん馬だから足が痛いんだって。だから歩きたくないっていつも言うんだよ。でもね、馬は歩かないでいると悪い病気になってしまうんだ。だからこうしてみんなに乗ってもらって歩いてお仕事をしたらね、オーディーは足が強くなって元気でいられるんだよ」
馬上にまたがる足に装具をつけたその女の子へシムが伝えたメッセージ。

がんばってね!!